『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』
8月も終わり,このまま観ないで終わるのは……と,意を決し
長男(小2:未プレイ)を伴って,ユナイテッドシネマ阿久比へ
ネットでは酷評の嵐,そんなにもファンを愚弄するような作品なのかという疑念を胸に
【リュカ誕生~幼年期】
トンヌラのくだりはなく,ゲーム画面(スーファミ)表示でレヌール城まで
ちゃんと港で,フローラと出会う
パパスはホイミを唱えない
ベビーパンサーは問答無用で「ゲレゲレ」にされる(私は「プックル」派)
幼年期のラストの描写は,見事
しかし,パパスはベホイミを唱えない。
【青年期前半】
奴隷生活,ヘンリーとの脱出はよい(マリアは出てこない)
プサンの登場が唐突(トロッコが出てこないけどまあよし)
オラクルベリーはカット(モンスターじいさんも出てこない)
ラインハットへの道の前で,ヘンリーと別れるときの描写
パパスの死について言葉にする前のヘンリーの瞳の揺らぎ,家族愛を描いたドラクエⅤにあって
ここを丁寧に描く制作陣は,わかっている
サンタローズへの帰還と,サンチョとの再会
ドラクエⅤは,ある意味,三代(パパス・主人公・男の子)に仕える従者サンチョ(声:ケンドーコバヤシ)の物語である。
パパス亡き後,マーサへの思いはサンチョを通して語られる。この点も実に丁寧。
サラボナへの道中で仲間になるのは,スラりん・ゲレゲレのみ。
ルラムーン草は出てこないが,後で男の子だけルーラを使う
ブオーン討伐とビアンカ・フローラの選択を絡めた展開は,リングをかっ飛ばした割にハマっている。
ビアンカ登場時に,ベギラゴンの使い手として名が売れているが,主人公はバギマでブオーンと戦う
スラりん,最後まで装備なし。
グランバニアまで行かないので,ビアンカはサンタローズで出産。石になる。
男の子の名前は「アルス」それはⅢ。「レックス」「タバサ」はどうした。
【青年期後半】
ストロスの杖で,石化を解かれた後,プサンに会いに行く
このときのプサンの台詞が本作の伏線となっている。
妖精の国への道の縛りに若干Ⅲの地球のへそ要素が入っている。
過去へ。
「坊や お父さんを 大切にしてあげるんだよ」言わんのかい!
ドラクエⅤの物語,すべてを内包するこの台詞をなぜ言わせない。
マスタードラゴンの背に乗り,大神殿へ
グランバニアに行かないので,ルイーダの酒場がない。サンチョはサンタローズ待機。
主人公・ゲレゲレ・スラりん・男の子にビアンカ(石化解除)が最終メンバー
ジャミとゴンズがいとも簡単に倒され,男の子と主人公の掛け合いがない。
「お…お父さんどうしたの?なんだかすごく怖い顔してるよ」
PS2版に追加されたこの男の子の台詞で,どれほどか物語に厚みが生まれたか
さりげなく,ビアンカが主人公にバイキルトかけてくれてたり,男の子がギガデイン唱えてたり,見せ場はあるものの,ここは残念。
ゲマ戦のBGMは「決戦の時」(Ⅸエルギオス戦)
パパスは降りてこない(「マーサ もうよい。」ない)
そして,ラスボスとの戦い。
スーファミ実機とPS2コントローラ登場。(いやDSは)
プサンの台詞の伏線回収。
「そして伝説へ」